【日本】 東京・多摩市長選 世界初のAI市長誕生ならず

「しがらみのない公正な政治」を実現すべく、世界で初めてAI市長候補が出馬したことで注目を浴びた、日本の東京都多摩市の市長選挙は、4月15日に投票と開票が行われた。開票の結果、AI市長候補は人間の候補に負け、世界初のAI市長誕生とはならなかった。

【日本】 東京・多摩市長選 世界初のAI市長誕生ならず

 

 

4月15日に投票と開票が行われた東京都多摩市(とうきょうと たまし)の市長選挙には3人の候補が出馬した。

開票の結果、無所属で現職の阿部裕行(あべ ひろゆき)市長が、3万4603票を獲得し、圧倒的な強さで再選を果たした。阿部市長は3度目の当選となった。

 

元情報通信社員の高橋俊彦(たかはし としひこ)さんは、4457票で2位だった。

 

AI(人口知能)に思いを託し、「人工知能が多摩市を変える」「市民の税金を使うにあたっては、一点の隠し事も許しません」というスローガンを掲げて出馬した情報通信社員の松田道人(まつだ みちひと)さんは、4013票で最下位となった。松田さんは、前回(2014年)に続き、今回が2度めの出馬だった。

 

松田さんが当選した場合、世界で初めてAI市長が任務を行うことになり、東京都多摩市は世界に先駆けて、日本国民が愛してやまない日本の漫画の名作、故・手塚治虫(てづか おさむ)さんの『鉄腕アトム』の世界に少し近づいていたかもしれなかった。

 

選挙結果の発表後、松田さんはTwitterのアカウントから日本のTBSに対し「落選後も取り上げていただきありがとう」と感謝の意を述べたぐらいで、現在のところ特にコメントはしていない。

 

4月15日に行われた多摩市の市長選挙は、有権者数12万3100人(男性5万9877人、女性6万3223人)に対し、投票率は36.38パーセント。過去最低だった前回(2014年の34.47パーセント)ほどではないものの、低い投票率の選挙となった。AI市長候補は話題にはなったが、多摩市の有権者を投票所に向かわせることはできなかった。

 

 

 

(2018年4月16日月曜日 文責: 浅野 涼子)

 

 

 



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