【日本】 「はれのひ」にドロンと消えた振袖屋 前代未聞の「成人の日」

世界で「道徳の国」の代名詞としても知られている日本で、前代未聞の不道徳な事件が発生した。

【日本】 「はれのひ」にドロンと消えた振袖屋 前代未聞の「成人の日」

 

 

人生の節目(ふしめ)に重きを置く日本では、国民が「成人」として認められる20歳を迎えたときに、国を挙げてお祝いの式典が行われる。その式典は「成人式」と呼ばれる。「成人式」は、全国各地の地方自治体の主催により、ほぼ全国で「成人の日」と呼ばれる祝日に行われる。さまざまな事情から、夏など別の時期に「成人式」を行う地域もある。

日本で「成人の日」は、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」目的で1948年に制定された。「成人の日」は長い間1月15日だったが、2000年より1月の第2月曜日となった。

 

 

2018年の「成人の日」である1月8日、神奈川県横浜市を中心に、日本の20歳の女性たちが「成人式」で着るはずだった「振袖」と呼ばれる「キモノ」が着られず大パニックが起きるという、前代未聞の事件が発生した。

 

日本のメディアの報道によると、横浜市に本部がある「はれのひ」という名前の「振袖」のレンタルや着付けをする業者が、「成人の日」を前にドロンと行方をくらませてしまった。

楽しみにしていた「振袖」を着ようと、お店や着付けの会場にやって来た日本の20歳の女性たちは、「はれのひ」の関係者がおらず、着るはずだった「振袖」もないことがわかると、大パニックになった。

 

福岡の店舗だけは唯一、戸惑いを隠せないながらも「20歳の女性たちを泣かせてはいけない」との思いから営業したが、他の店舗はもぬけの殻になっていたと言う。

 

この事態を耳にしたボランティアや一部の業者が救援に駆けつけたおかげで「振袖」を着て「成人式」に出席することができた人たちがいた一方で、「成人式」に出席することをあきらめた人たちもいた。

 

この「成人の日」という一生に一度の晴れの日を迎えた日本の20歳の女性たちを不幸のどん底に突き落とした「はれのひ」に対し、日本全国から非難や怒りの声が上がっている。

 

唯一営業した「はれのひ」の福岡の店舗の店長は、日本のメディアの取材に対し、1月になってから社長とほとんど連絡が取れていないことを明らかにした。

 

着付けの会場になっていた横浜市のあるホテルの担当者は、日本のメディアの取材に対し、約100万円(トルコの通貨で約3万3000リラ)の料金が支払われていないと話した。

 

「はれのひ」の社長が行方くらませたままであるため、事件の背景、被害者の数、被害総額などの詳細は何ひとつわかっていないが、200人から300人の20歳の女性が被害に遭ったのではないかと見られている。

また、「はれのひ」は、倒産したのではないかとも言われている。

 

 

現在、日本の警察が状況を詳しく調べているところである。

 

 

 

◆ ◆ ◆ 振袖とは ◆ ◆ ◆

「振袖」は、日本の民族衣装である「キモノ」のひとつで、袖が床につくほど長いのが特徴である。日本で結婚したことがない女性だけが着ることができるとされている「振袖」は、「新年」「成人式」「結婚式」などの特別なお祝いのときに用いられる特別な衣装である。「成人式」に「振袖」を着て出席することを夢見る少女たちも多い。

「振袖」のレンタル料は、「振袖」の質や店などによってまちまちだが、25万前後(トルコの通貨で約8000リラ前後)のものが人気があると言われている。「成人式」に好みの柄の「振袖」を着るために、1年以上前から予約する人も多いと言う。

 

 

 

(2017年1月8日 文責: 浅野涼子)

 

 

 


キーワード: 振袖 , 成人式 , 成人の日 , はれのひ

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