「エコ・ポリティクス」 第1回

世界とトルコの経済において重要な進展があり、世界経済にとって比較的前向きに過ぎた2017年に、トルコの経済にどんなことがあったか、振り返ってみましょう。

「エコ・ポリティクス」 第1回

まず、トルコ経済は、反逆のクーデター企て未遂事件が起こった2016年の後に、2017年に極めて良いパフォーマンスを見せ、大きく回復しました。このことは、トルコの成長率、雇用率の上昇、輸出データにおいてはっきりとみて取れます。

トルコ経済は現在、2017年の第三四半期に達成した11.1パーセントの成長率により、G20や経済開発協力機構(OECD)諸国の中で、最も成長した国となりました。1月から9月までに達成した平均7.4パーセントの成長率は、この状況が第三四半期だけではなく、1年を通して拡大した重要な成功であることの指標です。

2018-2020年の中期計画で、2017年のトルコ経済の成長予測は5.5パーセントとみられていました。しかし、最初の三四半期にわかったのは、第四四半期とともに年間成長率が5.5パーセントというこの数値を非常に大きく上回ったということです。2017年に予測された成長率は、6.5-7.5パーセントとなるでしょう。

一方、成長の労働市場への反映を見ると、2017年の雇用率が成功物語のように記されているのがわかります。最も最近発表された9月のデータによると、2017年にトルコでは123万3000人が新たに雇用されました。このことは、11.1パーセントの成長率が頂点に達し、人々に影響を与える包括的な成長であることを示しています。

雇用のこの成功の背景にある最も重要なモチベーションが、2017年の頭に発表された雇用拡大政策であることは確実です。雇用拡大政策の内容で雇用主を奨励したことが、今日この数値を達成し、100万人以上が労働市場に参入したことの最も基本的な源となりました。

もちろん、今年の雇用率がどれほど上昇しようと、失業率にとって同じ状況があるとは限りません。その最も基本的な理由の1つは、就職率の上昇です。雇用率の上昇と比べて同時に就職率も上昇することは、失業率の低下にとってもう少し時間がかかることを指摘するものです。

成長のエンジンとなっている輸出は、2017年に大きく増加しました。2016年におよそ1420億ドル(約16兆円)だった輸出額が、2017年末において1580億ドル(約17兆7000万円)と予測された数値を上回る可能性が今から見えています。2017年の経済において重要となった事柄のもう1つはインフレでした。11月以降12.98パーセントに達したインフレ率は、1年の大部分を二桁にしました。しかし、この割合をもたらしたのは国内の動きだけではないことを強調します。食糧と石油の価格が上昇したように、世界的な動きが為替の動きに影響したことで、インフレ率が二桁に上昇したのです。

一方、2017年の財政赤字が国民の収入に与えた影響を見ると、前年に比べて上昇しているものの、マーストリヒト基準である3パーセントを下回っているのが見られます。同様に、2017年の公的債務も28.5パーセントで、60パーセントのマーストリヒト基準に比べて非常に大きく成功しているのがわかります。

2017年と同様、2018年も、トルコにとって、持続可能で包括的な成長目標を達成する成功に満ちた1年となることを願っています。



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